NICUで新生児ケアを実践する看護師の特徴

NICUは、新生児ケアのための急性期病棟である。例えば、低出生体重児や早期産児、先天的に疾患を抱えた新生児や分娩時あるいは分娩後になんらかの異常を認めた新生児などが対象となる。
産科医療の進歩により、このような新生児の救命率が一段と上昇した。それに伴い、NICUで看護対象となる新生児の数も増えている。
胎児は母親の羊水に包まれて成長するが、出生後はさまざまな刺激によるストレスがある。このストレスは、新生児の成長を妨げる原因ともなるため、NICUではいかに新生児にストレスを与えないかがカギとなる。
つまり、新生児に触れずにケアをする必要があるのだ。これをミニマルハンドリングと呼び、他の科にはないNICUだけの特徴だ。

NICUでは患児に触れない代わりに、機械に多く触れることになる。呼吸や心拍はもちろん、点滴なども機械で管理している。患児のベッドは保育器だが、これも機械のため、正常に動作しているかをこまかくチェックする必要がある。

NICUの特徴として、他の科よりも夜勤が多いことが挙げられる。無論、他科でも夜勤が忙しいのは言うまでもないが、新生児は昼夜関係なく授乳やそのたびの投薬、オムツの交換が必要となる。
また、一般病棟では1人の看護師に対し患者が7人から10人程度割り振られるが、NICUでは看護師1人あたり3人の看護をする。夜間でもこの人数を厳守する必要があるため、日勤帯と夜勤帯で働く看護師の人数がほとんど変わらない。そのため、夜勤回数が他科に比べて多くなるのだ。
夜勤の多さを敬遠する人も少なくないが、裏を返せばその分手当が支給されるため収入は増加する。やりがいも大きく専門知識やスキルの習得も叶うため、スキルアップに意欲的な看護師に向いている。

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